南赤の社会性の無さについて

1ヶ月ぶりに新作をアップしました。
鷲巣麻雀後に稲田組で療養している赤木を、南郷さんがお見舞いする話。
今回は仰木さんをはじめて書いてみたのですが、考えてみたら、他のキャラクターを出したのは初めてではないかしら。ほんとうはもっといろんなひとを出してみたいんですが、こころゆくまで南郷さんと赤木しか書いていなかった……読まれてなにか感想があったらお聞きかせくださると嬉しいです。
今回はシリアスだったので、次はもうちょっと、毛色が違った話を書きたいなぁ。

以前既婚者南郷さんについてすごく（一人で）盛り上がった時期があったのですが（今も勿論大好物ですが）、それは南郷とアカギの関係があまりにも二人で完結していて、社会的な批判の対象にならないのがつまらないからなのかなーと、今回の話の仰木さんを書いてふと思いました。
ワタクシ、やおい最大の醍醐味は、禁じられていることだと思うのです。
だから、BL書いてるときも他のキャラクターはノンケだったり、「えっ、おまえたち男同士のくせにつきあってんの？」というネガティブな反応をさせるのがすきだったりします。

でもアカギと南郷さんの関係ってすごく閉鎖的というか。
独り者の会社員とヤクザの代打ちが同性愛関係にあっても、世間的にはどうでもいいというか、文句言う人がいない→悲劇にならない→南郷さんにかわいい奥さんやむすめがいれば話は別だ！二人とも後ろめたくなるはず！…という図式のような気がしてきた。
眉を顰める人がいるとしたら、せいぜい南郷さんの親戚や会社の人やご近所さんくらいだもんなぁ……アカギは南郷さんへの愛のために放浪しているのかもしれませんね、と無理やりオチをつけてみます。